2020年業務用脱毛器を徹底比較。効果抜群の脱毛器5選

これから脱毛サロンを開業するにあたり、必要となるのが業務用脱毛器。
年ごとに高機能・低コストの新機種が次々と開発され種類は増える一方で、
「どのような基準で選べばいいかわからない・・・」という悩みも…
選ぶ脱毛器によって今後の店舗の売り上げも左右してきますので、簡単には決められませんよね。
そこで今回は、業務用脱毛器の種類とそれぞれの特徴を解説。
性能やコストの面からおすすめの脱毛器を5つ紹介します。
業務用脱毛器の種類
業務脱毛器には、レーザー脱毛器、光脱毛器、ニードル脱毛器の3種類があり、それぞれ痛み、費用、施術回数などの特徴が違います。
レーザー脱毛器は医療従事者以外使用することができないため、ここでは「光脱毛器」と「ニードル脱毛器」を詳しく紹介していきます。
光脱毛器
一般的な脱毛サロンで使われている脱毛器といえばこちらになります。
その名の通り、施術する箇所に光を照射することで減毛効果を狙います。
夏の時期は特に、脇や腕・脚、手入れしにくい背中が気になりますよね。
光脱毛器は、これらの脱毛範囲以外にもVIOや顔など、粘膜を含むパーツ以外全身の脱毛することができます。
髪や毛色で黒さを担うメラニン色素にのみ反応して熱を発するレーザーですので、
そのメラニン色素が特に多いという毛根を中心にダメージが与えられ、毛の育ちにくい環境になります。
また、レーザー脱毛に比べあまり痛みを感じることなく、せいぜい輪ゴムで弾いた程度の刺激があるのみ。
手ごろな価格で施術をうけることができるので、学生さんなどの若年層にも利用してもらえやすいと言えるでしょう。
ただし、自己処理がいらなくなるまで約12回は施術が必要なので、計画的な脱毛が必要となります。
また、光脱毛の方法はさらに大きく分けて3タイプあります。
IPL方式
光脱毛の主流方式と言われているのがこちらになります。
紫外線を取り除いた光波長を生み出せるキセノンライトを短時間発光させることで、メラニン色素がその光を吸収して発熱。
メラニン色素を特に保有する毛根にその熱がダメージを与えるという仕組みです。
特徴として黒色に反応する仕組みだからこそ、剛毛と言われる太く色の濃い毛に積極的に反応するメリットがあります。
S.S.C方式
欧米で行われている主流の光脱毛方式になります。
施術時に塗るジェルにも美肌と脱毛の効果があるものが多いので、脱毛の効果をより実感できるとも言われています。
また、IPL方式より痛みを感じにくいのも大きなメリット。
いわゆる、色素の薄い髪色や細い毛に向いている手法でしょう。
SHR方式
新たに増えつつある手法がSHR方式。
熱破壊方式のIPL脱毛と異なり、蓄熱式脱毛方式という肌の表面では無く、
肌の内部に光を届けることで時間をかけて毛根周辺にダメージを与えるという、ほとんど無痛の脱毛方法です。
日焼けや色素沈着した肌でも脱毛の施術が可能です。
成長中・退行中・休止中のすべての毛に反応するため、毛周期を気にする必要がありません。
ニードル脱毛器
施術にプローブという細い針を用いて、毛穴一つ一つに電流を流すことで毛根を死滅させます。
かつてはこのニードル脱毛が施術の一般的な方法でした。
しかし、さらなる効率の良い脱毛器が開発されていった結果、この機器を扱うサロンは減りつつあります。
プローブを刺した上に電流を流すので相当な痛みです。
脱毛は極力痛みが少ない方がよいというお客様が多いので、痛みが伴う施術は避けたいところです。
また、毛穴一つ一つに細い針を刺し、電気を流すため時間がかかり、コストもかかりがち。
そのため、費用も高めに設定されている場合が多いようです。
反面、毛根を焼き切るので一回で大きな効果が期待できます。
毛を生やす組織を死滅させてしまうことから、永久脱毛効果が大きく認められる方法です。
おすすめの業務用脱毛器5選

Masterlight(株式会社ビューティーキャラバン)
Masterlightは、国内での厳正な照射出力試験をクリアし、安心と安全を兼ね備えた「完全国内製造脱毛器」です。
製品の設計・製造・測定・組立・検査・出荷、全てを国内で行っています。
設計から出荷までのすべてを国内で行うことによって、
- 国内に工場・問合せ先があるため、サポート体制が充実
- 機械の買い替えをせず、性能のアップグレードが可能
という強みが生まれました。また、常にユーザーの声に応えられる環境で作られているため、「機械の操作がわかりやすい」という利点も生まれています。
サポート体制の充実
万が一機器に不具合やトラブルが起きても、迅速に対応・サポートが可能です。
状況によってはエンジニアが直接修理・メンテナンスを行う場合もあるので、安心・安全面においては心配ありません。
性能のアップグレードを実現
今までの業務用機器は、「一度購入したら壊れて使えなくなるまで使用する」か「ニューモデルの登場と同時に買い換える」か、どちらかの選択肢しかありませんでした。
機器の改良やメンテナンスを施せないことが脱毛機業界の悩みの種であり、機械自体の買い替えをすることなくアップグレードを行うということは非常に困難だったのです。
しかしMasterlightは国内製造の強みを活かし、顧客の声を活かしてのアップグレード対応を実現。
機械の買い替えなく性能のアップグレードをしていくことができます。
シンプルな操作方法の追求
完全国産であるMasterlightは「誰でも最大の効果が出せる」をコンセプトに、難しい設定をすることなく、シンプルな操作方法で使用できるデザインを実現しました。
どんな人でも簡単に使えるデザインなので、店舗に導入してすぐに使用を開始することができます。
新方式の導入
Masterlightは「S-IPL方式」という新方式を取り入れています。
従来の光脱毛は、「IPL方式」と「SHR方式」の2種類が主流でした。
光脱毛における弱点は「発光時の一瞬の痛み」です。
一般的なエステサロンで採用されているIPL方式では、瞬間的な痛みをどうしても避けることができませんでした。
一方でSHR方式は、出力を弱めにして連射をし、光のエネルギーを重ねて脱毛していく超高速脱毛であるため、
比較的痛みも少なく、施術時間の短縮や肌へのダメージも防げることから人気を集めています。
しかし、出力を下げて連射をすることから、脱毛の効果も下がってしまうという懸念点が拭えませんでした。
そこで開発されたのがMasterlightも取り入れている「S-IPL方式」です。この方式は、IPL方式とSHR方式の弱点を改善しています。
S-IPL方式の一番の魅力は、出力を落とさず連射が可能であるということです。
高速なので痛みがほとんどないうえ、確実な脱毛効果が期待できます。
高耐久性のパーツを生み出すことでコスト削減も
Masterlightは空港・宇宙産業部品製造のノウハウを生かしたパーツ製造法を採用しています。
壊れにくく、劣化しにくい高耐久性のハンドピースが実現し、ランニングコストも削減できるようになったのです。
バイマッハ(レナード株式会社)
バイマッハはIPLとSHR脱毛がワンタッチで切り替えができることや、2本のハンドピースを同時冷却できる機能が大きな特徴。
本体価格は高めですが、1ショットあたりの値段が比較的安いので、機能・コストパフォーマンス共に優れている脱毛器です。
ユーザーの個性に沿った性能の切り替えが可能
ユーザーの肌の色や毛質によって、形式をIPLとSHR脱毛とで切り替えることができるので、敏感肌に悩んでいる人にも安全に使用することができます。
2本のハンドピースを同時冷却することができる
脱毛器は、高稼働時にどうしてもハンドピースが熱を持ってしまいます。
連続施術によって照射面の冷却が弱くなってしまうからです。
バイマッハには、照射面の冷却が弱くなるとアラームで知らせてくれる機能が搭載されています。
2本のハンドピースを冷却できる機能により安全かつスムーズな施術が可能になりました。
イオン導入同時照射
照射レンズを挟む金属板から、イオン導入のための微弱な電流を流し、同時に照射することで美容ジェルの成分が肌の内部まで浸透します。
美肌・美白・引き締め・保湿など、それぞれの効果がその場で実感できる施術が可能です。
CUBE DUO(株式会社エクレーヌ)
株式会社エクレーヌのCUBE DUOは他社製品に比べ圧倒的に安い導入コストが魅力です。
ただし長期的な運用を考えた場合、ランニングコストはやや高めなので、初期費用に大きな金額をかけたくない場合におすすめです。
次世代型連射
施術部位や目的に応じたフレキシブルな施術が可能です。
男性の髭脱毛・キッズ脱毛にも対応しています。
フェイシャル専用/脱毛専用ハンドルを装備
シミ・シワ、くすみ、リフトアップ、引き締め、ニキビ、赤ら顔などを同時に改善することが可能です。
曲面や狭い部位の施術も、フェイシャル専用ハンドルで細かな対応が出来ます。
スリムタイプなので場所を取らない・移動が簡単
脱毛器自体が「縦33cm」×「横33cm」×「高さ95cm」というスリムなタイプなので、場所を取りません。
小規模サロンや自宅サロンに導入する場合はもちろん、出張サロンなどでも導入できる脱毛器です。
CLEAR/SP-ef#(株式会社NBS)
業務用脱毛器メーカーの老舗である株式会社NBSのCLEAR/SP-ef#は、楽天リサーチによると『脱毛効果の高い脱毛機器メーカー第1位』と言われており、サポート体制も万全です。
専用のモード・フィルターを使用すればメンズ脱毛や子供脱毛もできるので、サロンのユーザー層・ファン層を広げたいと考えているサロンオーナーにもおすすめです。
THRモード採用
「CLEAR/SP-ef#」は、従来のIPLやSHRではなく、THRモードを採用しています。それによって効果の落ちない光の連写が可能になっているのです。
脱毛に特化した波長域と肌の内部まで浸透しやすい光によって、今まで抜けにくかった産毛や男性のヒゲ、デリケートな子どもの肌にも対応できるようになっています。
また、THRモードの連射で施術速度が上がるので、スタッフも時間に余裕ができ流ようになります。
お客様へのサービスにより力を入れることができるほか、施術で使用するベッド、人件費などにかかってくるコストも削減できるようになります。
安定した冷却機能
照射面はユーザーの肌に直接触れるため、サロンに対する評価の1つである“痛み”に大きく関係します。
この痛みは、温度が高ければ高いほど“痛い”と感じやすい傾向にあります。
安定した冷却機能によって、痛みに敏感な子どもや、痛みを感じやすいと言われるヒゲ脱毛など、施術中のストレスを軽減することができるのです。
ルミクス・A9(株式会社エストラボ)
株式会社エストラボが販売する「ルミクスA9」。
ホスト界の帝王・ローランドさんが経営するメンズエステサロンにも導入されている脱毛機です。
本体価格は480万円と他の脱毛器に比べて高めですが、ランニングコストが安いこと、
また1秒10ショットの高速稼働でも『光が減らずきちんと脱毛』できること、の2点が大きな魅力です。
基本性能の高さ、痛みのなさ、様々な毛質に対応できるという点から、長い目でみて安定的な集客が見込めるサロンオーナーの方におすすめです。
オールマイティに施術ができる複合型脱毛機
フォトフェイシャルを超えた、スーパーフォトフェイシャルBBL(ブロード・バンド・ライト)機能をはじめ、7つのエステメニューを搭載しています。
これ一台で、脱毛・スキンケア・シワ・シミ・ニキビケア・赤ら顔・バストアップの施術を行うことができます。
二重冷却装置搭載
ルミクスA9は二重冷却装置を搭載しているため、照射間隔を制限することなく、連続使用することができます。
操作のしやすさ
大型のカラー液晶パネルを採用しているので、新人のスタッフでも操作がしやすいです。
トレーニング時間も短縮できるので、LUMIX-A9導入後、スピーディーに施術を始めることができます。
脱毛器選びのポイント

業務用脱毛器を選ぶ際に気を付けておきたいポイントを抑えておきましょう。
ここでは、「光脱毛機」にフォーカスしてご紹介していきます。
コストパフォーマンス
業務用脱毛器は1ショットあたりの費用によって施術でコストに大きな差がつきます。
光脱毛において、フラッシュ光源は消耗品です。一般的な光脱毛器ですと20万発で15万円ほどかかると言われています。
つまり1ショット1.3円かかるという計算です。
また、IPL方式(強い光を単発で照射する)とSHR方式(微弱な光を蓄熱する)でもコストのかかり方が大きく違うので注意が必要です。
いくら1ショットあたりの費用が安くても、何度も照射する必要がある場合は結果的に高くついてしまうので、
1ショットでの効果がどれくらいなのか、という点も踏まえて検討しましょう。
機能面(方式・対応範囲)の充実度
光脱毛機の機能は、その方式によって大きく変わってきます。
どの方式がどのようなものに対応できるのか、予め機能性を把握しておくようにしましょう。
以下が代表的なものとなります。
- IPL方式:太い毛、色素の濃い毛に対応可能
- S.S.C方式:細い毛、色素の薄い毛に対応可能
- SHR方式:すべての毛、毛周期に対応可能
機器の安全性
業務用脱毛器はお客様の肌に直接当てて使用する機械です。
万が一、何らかの肌トラブルを起こしてしまえば、お客様にご迷惑をかけるのはもちろん、サロンの信頼度も大きく下がる原因にもなってしまいます。
特に海外製のものは、出力が不安定で紫外線が出ているようなケースもあります。
購入する機器の安全性は確実なものであるかどうか、製造元であるメーカーや工場拠点をよく確認しましょう。
サポート体制
脱毛器は高額な割に、しっかりとしたサポートがないケースも少なくありません。
購入後の無料講習等のサポートも特になく、「売ったらそれで終わり」で十分なサポートも受けられないといった話もあります。
またサポートがあっても、海外に工場がある場合は修理に時間がかかるなどスムーズな対応が難しいことも。
常に必要な機器だからこそ、サポート体制の手厚い製品を選択しましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
業務用脱毛器の種類は数多くあります。
お客様からのサロンの評価に直結する部分ですから、どのメーカーのものを導入するか、慎重に検討したいですよね。
業務用脱毛器を選ぶポイントとしては、導入費用、ランニングコスト、機能、使いやすさ、安全性、サポート内容。
導入したあとのことを考えて、総合的に評価することが重要です。
機械の「デモ体験」を受け付けている販売会社も多いので、申し込めば実際の機器を触って試してみることができます。
業務用脱毛器はサロンの要となる設備。導入を決める前に、デモ体験で比較検討するのがおすすめです。